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こんにちは。

昨日、久しぶりに髪を切ってきました。

私はかれこれ20年ショートカットでいましたが、
毎週末の実家帰りで時間がもったいないのと面倒臭いのとで、
5ヶ月ほど髪を切っていませんでした。

前髪は自分で切り、
ところどころヘアピンで留めたりしてやり過ごし、
肩につくくらいの長さになったところで
さすがに収拾がつかなくなってしまったのです。

せっかく伸びたのでショートカットにするのはもったいなく、
ショートボブにしてもらいました。

でもちょっとふくらみ気味なんですよね。

私は耳が小さく髪を耳にかけることができないので、
やっぱりヘアピンのお世話になりそうです。




私は小さな頃から犬が好きでした。

でも、初めて犬を飼ったのは小学5年生の時。

兄と山に昆虫採集に行った時、
茂みの中から鳴き声が聞こえてきて見つけたのが、
捨てられていた子犬でした。

捨てられていたのは3匹。

1匹はもう死にそうだったのでその場に置いてきたと兄は言いました。

もし連れ帰って死んでしまったら母が嫌がるだろうからと。

2匹のうち1匹を飼うことにし、
もう1匹は近所の人に譲りました。

我が家では昔から鳥を飼っていましたが、
犬は初めてでした。


そうやって我が家に犬がやってきたわけですが、
猫とは全く縁はなし。

猫をかわいいとか飼いたいとか思うことなく
大人になりました。

猫を飼っている友達がいないこともありませんでしたが、
自分が猫を飼うことを想像したことはありません。



そして結婚し、子どもに恵まれず、
マンションを購入して犬を飼うことになったのです。

その一年後に息子が生まれたのですけれど。

15年後、犬は天に召されました。

かわいかったし楽しかったけれど、
晩年は犬にとっても私たちにとっても結構つらかった。

だからもう二度と犬は飼うまいと思っていました。

犬はもう飼いたくないけれど、
猫ならいいと思っていたわけではありません。

犬も猫も、お別れするときがつらいから、
飼うのは止めようと思っていたのです。

けれど、浪人中の息子を見ていてどうしても猫を飼いたくなったのです。




先日新聞で
山崎努さん主演映画「モリのいる場所」
について書かれた記事を読みました。

記事の中に、


猫は、人の文明にあたりまえのようにいながら、野生や自然、宇宙にいつもどこか片足を置いている。そして、ときどき人をそちらに導いてくれる。境界線の動物。だからあんなに縁側が似合うんだ。


と。

野生や自然、宇宙にいつもどこか片足を置いている

ああ、そうだなと思いました。

今や猫は家の中だけで生きている動物です。

にもかかわらずそういうことを感じさせる。

だから私は浪人中にどんどん様子がおかしくなっていく息子を見て
猫を飼おうと思ったのです。

大人が作り上げた「こうあるべき」ということから
息子が息子自身を解放してほしくて。



犬が野生や自然を感じさせたら
それは非常に危険なことです。

破滅をもたらします。

犬は常に人間が作ったルールに従って生きてこそ
幸せでいられるのです。

人の顔色をうかがい、
人から命令されることに喜びを感じ、
いつもニコニコとしっぽを振っていなければなりません。

もしそうでない犬がいたら、
人間にとって非常に危険な存在になるのです。



子どもが自立すると犬を飼いはじめる人が多いですよね。

世話を焼く存在がいなくなり、
愛情を注ぐ相手を犬に求めるのかもしれません。

でも私は「しつけ」をすることから解放されたかった。

何が良くて何がわるいとか、
どうすればほめられるのかとか、
そういうことを教えることが面倒くさかった。

その点猫は、猫にまかせておけばいい。

トイレは教えなくても覚えるし、
大切なのは快適な環境を与えてあげることだけ。

嫌なことをしない、
猫様の要求に応えてさえいたら、
ご機嫌でゴロゴロと言いながらすり寄ってきて、
ヘンな格好をして和ませてくれる。

その、かわいがってさえいればいい、
ということが結果的に息子ではなく、
私や夫の気持ちのほうを熔解させていました。


猫の性格もいろいろなので、
騒いだり暴れたり家具を傷つけたりする子もいるでしょう。

でもうちの子は穏やかなので、
抱っこは嫌いだけれど、
高いところへ登ることもないし、
家具への被害も思ったほどではありません。

ちなみに、人間の食べ物をほしがったり、
ヘンなものを食べたりすることもありません。

そういうところ、助かっています。

人も動物も、個性がありますよね。



今日も読んでくださってありがとうございます。
早く完全に息子から手を放せる日が来ますように。


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