初めての方は、よろしければこちらをご覧ください。
こんにちは。
各地で大雨が降っているようです。
こちらもどんよりした空模様で
雨が降ったりやんだりしていたようです。
仕事をしていると外の様子がわからなかったりするので。
暑いとか寒いとか
ちょっとわからないことも。
*
ウェブ上ではすっかり友達のように思っているしっぽさんから
昨日いただいたコメントに、
いくつになっても人と比べて自分はダメだと思っている、
というようなことが書かれていました。
私自身もそうだなあと思ったのですが、
昨日も紹介した本に、
そのことをちょっと違った視点から見てもいいのかも
と思うことが書かれていたのでご紹介したいと思います。
この本の中に「課題」についての記述があり、
課題のほどんどは、
客観的に設定された課題ではなく
それが解決された状態を私たちが主観的に望むことで
初めて課題として存在するものだというのです。
確かにそうだなと思いました。
課題が存在するということは、
現状よりもいい状態がすでに頭の中にある
ということだと語っています。
世の中には「ビジョナリー」と呼ばれるような人がいて、
現在のままではいけない、
行動を変えてよりよい未来を作るべきだと考え、
未来差分を描いて実際に行動に移す人のこととのこと。
そしてそのビジョナリーには
自分で良い未来を想像して現状との差分を想像するのがうまい人と、
他者から刺激を受けて意識的に差分作りをしている人の
2種類がいるというのです。
前者の説明は割愛しますが、
後者についてはこのように書かれています。
*
自分より先を行っている、あるいは規模の大きい企業や経営者の情報を収集することで、自ら意識して目線を上げる人がいます。「他者から刺激を受ける」とは、自分だけでは見えなかった未来を他人を通じて見て、未来差分を意図的に作る行為です。(中略)課題というと「解決しなければならないもの」とネガティブに捉えられがちですが、本質は「解決することでより良い未来に到達できるものであり、それを意識づけてくれるもの」です。(中略)だから私は、課題があること自体が、人々にとって、組織にとって、さらには人類にとって、より良い未来に向かって常に行動を起こし続けるための「希望」だと考えています。
*
ビジネス関連の書籍なのでこのような文章になっていますが、
人と比較して自分はダメだとか思うことは
より良くなろうとしていることの裏返しだと思うのです。
ありのままの自分を受け入れることができれば素晴らしいですが、
自分はまだまだ未熟な人間であると思うことは
向上心があるということなので、
それもまた素敵なことなんじゃないかなと
私は思うことにします!
ほら、この本もそんなことを言っています。
傷のなめ合いと言われるかもしれないけれど、
ダメな自分をわかって何とかしたいと思っている人は
とても素敵だと声を大にして言いたいです。
あなたは素晴らしい。
だから大丈夫。
子育てに悩んで苦しんでいるみなさん。
その苦しみはギフトかもしれません。
いつかその苦しみがオセロのようにひっくり返り
喜びに変わりますように。
若い人が陰キャって言葉を使いますが、
世の中にはざっくり陽タイプと陰タイプとに分かれるんだと思います。
私は真ん中よりの陰タイプかな。なぜなら明るい面がある一方、シンパシーを感じるのは陰タイプの人だからです。
あんまりポジィテイブな人といると疲れます。だから鬱の友人とも長年付き合えるんだと思ってます。
私が「ありのままを認めること」に重きを置くのは、自己肯定感の低い人にとっては、理想を追い求めるには、そのためのエネルギーが枯渇していると思うからなんです。
(NHKの「ひきこもり先生」の子どもたちもそうじゃないかなぁ。)
課題を克服することが良いことに異論はありません。そういうことを率先して行動に移す人がいなければ世の中は動きませんものね。
ありのままを認めた上で、心が安定し、エネルギーが充実してきたら、その時には課題に積極的に取り組めるようになる。
私はそんな風に思っています。