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あちこちでサマーセールが開催されています。

ショッピングモールを歩いていて、
買う気なんて全然ないのに
タイムセールが始まるとなんだか焦ってきます。

買わなきゃいけない、買わなきゃ損損みたいな。

まるで追われるような気持ち。


その気持ちはたぶん、予備校の夏期講習の履修に似ています。

たくさんとったって消化しきれないのに、
履修しなかったら後悔するようなきもち。

あの講座を履修していたら合格に近づいたんじゃないか
なんて後になって思いたくない、とか。


受験生のみなさんは順調に勉強が進んでいるでしょうか。

進んでいたとしても、これで大丈夫!なんて思えないでしょう。

でも、あまり思いつめないでください。

一番よくないのは、息子のように追い詰められてしまい、
予備校に行けなくなり、模試すらもうけなくなるような状態です。

子どものことに口出ししないことが基本ですが、
もし様子がおかしいと思ったら、私のように放置はせず、
まずよく観察し、今の状態を予備校や学校の先生に相談しましょう。

彼らは経験者です。

いろいろな状態に陥った生徒を見てきているはずです。

そして、対処方法も知っているはず。

だから子どもに何か言う前に、まず相談してください。

私は高校まで学校に電話したことなどありませんでした。

それなのに、予備校には何度電話をしたことか。

高校は無遅刻無欠席だった息子が予備校へ行かず
模試も受けなくなったときの気持ち。

子どもが不登校になるって、こんな気持ちなんだなと思いました。

幸いだったのは、予備校にいかなくても
高校のように出席日数が足りなくて卒業できないというようなことがないこと。

大学受験資格だってあるし、
お金は払っているのだから受験の相談はしてもらえる。
もちろん、相談しているのは子供には内緒。

予備校なんて行ってもいかなくてもいい、
くらいの態度を子どもの前ではとりましょう。

だって、本当に、一番大切なのは予備校に行くことじゃないから。

人生なんとかなる。

お母さんは心配してないよ。

くらいの態度を子どもの前でとれたら最高。

心の中はもう不安と心配がぐるぐる渦巻いていても。

親以上に子どもが苦しんでいることを忘れないで。
 

そして、もし期待していたほど成績が伸びていなくても
そのことを言わないであげてください。
言ったところでどうなるものでもありませんから。

勉強するのも、受験校を決めるのも、どこに進学するのかを決めるのも
すべて子ども自身です。


ではまたまた、息子日記をどうぞ~





2006年7月5日


 自ら規則正しい生活をし、もちろん勉強にも積極的に取り組んでほしい。

親なら誰しもわが子に望むことです。

がしかし、そううまくいくなら誰も苦労しません。
また、そういう子がいたら、逆に心配になったりしそうです。

わが息子ときたら、もう、何度繰り返し言い聞かせても、
暖簾に腕押し、馬の耳に念仏、馬耳東風、豆腐に鎹、糠に釘、
それからええと、なにかそれを言い表すことわざ、ありましたっけ?

「宿題したの?」
「箸は出した?」
「本読みは?」
「茶碗は持って食べなさい」
「早くお風呂に入りなさい」
「明日の用意は?」
「歯磨きしたの?」
「早く寝なさい」

それ以外にも、まだまだまだまだ毎日口をすっぱくして言っています。

で、昨日。こんなことを言ってみました。

「大昔、海で誕生した生命が陸に上がって、いろいろな生き物に進化していったよね。
環境に合わせて変わることができたものだけが、生き残っていけたの。
そして、変化に適応して変われなかったものは、絶滅したんだよ。
だから、昨日より今日、今日より明日っていうふうに、変わり続ける必要があるの」

「人間だっておんなじ。昨日より今日のほうが、
いろいろなことを知っていたり、できるようになっていないと。
それは子どもだけじゃなくて、お父さんお母さんだって同じだよ。
死ぬまで成長し続けなくちゃいけないの」

「毎日ゲームをしてるけど、ゲームをしたあと、
すごく楽しかった、充実した一日だったって、思える?」

息子「思えない」

「勉強するのは大変でも、それで分かったり、
テストでいい点がとれたりしたら、すごくうれしくない?」

息子「うれしい・・・」

とまあ、こんなことを話してきかせてみました。

頭ごなしに命令するより、すんなり宿題の残りに取り掛かり、
わからないことを訊いてきたので教えてあげたら、素直にきいて取り組んでいました。

よしよし。

これが毎日続くわけないことは百も承知です。
でも、念仏のように毎日唱えていれば、もしかして・・・と淡い期待をしているわけです。

息子よ、どうか成長し続けておくれ。お母さんも進化するからさ・・・。





なんか、必死にやってますねえ、過去の私は。

でも、どうしたらよかったのか、今になってもわかりません。

もっともっと思いっきり飽きるまで
あちこち連れて行っていっぱい遊べばよかったとは思います。
生活に余裕がなくてできませんでしたが。



今日も読んでくださってありがとうございます。
息子~いっぱい遊べ~楽しめ~



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